令和5年2月18日 『令和4年度賀茂地区看看連携交流会』 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
2月18日、下田市民文化会館小会議室にて「令和4年度賀茂地区看看連携交流会」(静岡県看護協会賀茂地区支部主催、静岡県訪問看護ステーション協議会伊豆地区・支援センター共催)を開催いたしました。
この交流会は賀茂地区の病院看護師、訪問看護師、保健師等の交流を図り、顔の見える関係づくりにより、今後の医療連携を推進する機会とすることを目的に賀茂地区で初めて開催し病院看護師4名、訪問看護師4名、保健師2名が参加しました。
初めに静岡県健康福祉部福祉長寿局福祉長寿政策課地域包括ケア推進室 矢岸主査から「静岡県在宅療養支援ガイドライン」の説明をいただき、その後の交流会では訪問看護から病院との連携に関して感じていること、在宅支援において困難に感じていること、病院看護師・保健師から退院支援に関して困難に感じていることやこの地区の抱える問題などを発表し、互いの事例、問題点を共有することができました。
今後もこの交流会を通じて看看連携における地域の課題改善が進めば良いと思います。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
令和5年1月30日 『令和4年度地域保健医療福祉活動研究会』 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
1月30日、静岡県下田総合庁舎にて「令和4年度地域保健医療福祉活動研究会」(賀茂健康福祉センター主催、支援センター共催)を開催いたしました。
本研究会は保健・医療・福祉関係者の資質向上並びに関係機関の情報交換と連携を図る目的で行われ、静岡県立大学看護学部 栗田真由美助教による「職場における研究について~実践から研究へ~」の講話に続き、医療機関の職員等の6グループ(会場発表4グループ、誌上発表2グループ)が「賀茂地域の中食・外食における健康的な食事の提供状況について」「個人防護具(PPE)着用看護師の対応が入院患者に与える影響」などのテーマで日頃の活動や研究成果について発表しました。
当日は管内市町、医療機関の関係者等20人が出席して発表に耳を傾け、研究内容に対しての質疑応答も行われました。参加者からは「活動の中で感じた疑問や戸惑いを関係者で共有することで課題が見えることもあると改めて感じた」「医療や保健など様々な視点からの研究を聞けて良かった」などの感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
令和4年12月19日「令和4年度感染症対応研修会」 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
12月19日、静岡県下田総合庁舎にて「令和4年度感染症対応研修会」(賀茂保健所主催、支援センター共催)を介護・福祉施設等の職員を対象に開催いたしました。今年度は初めて会場またはオンライン(zoom)参加のハイブリッド形式で行われ、会場5名、オンライン25名が参加しました。
最初に講師の下田メディカルセンター 感染管理認定看護師 大年聖子氏による冬季に流行する感染症についての講義、それに続きグループホームケアビレッジ須崎 施設長 野崎一美氏、介護支援専門員 土屋愛氏のお2人から新型コロナウイルス感染症発生時、施設での実際の対応についての説明をいただきました。
また、実技指導としてPPEの着脱方法や注意点の説明の後に着脱の実技を行い、オンラインの受講者も画面越しに講師の大年聖子氏から指導を受けました。
参加者からは「説明が丁寧で分かりやすく、理解を深められました」「他施設での実際の感染前後の対策などを聞けて良かった」「まだまだコロナも収束しない中、このような研修会を開いて下さりありがとうございました」などの感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
令和4年11月29日「在宅医療・介護等多職種連携事例検討会(南伊豆会場)」 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
11月29日(火)、今年度3会場目となる下田・南伊豆地区の多職種による事例検討会を南伊豆町役場湯けむりホールにて開催しました。
ふれあい南伊豆ホスピタルの作業療法士から提供された事例で『認知症のほか複雑な要素を持った病態の方の自宅退院支援』について、多職種が6つに分かれグループで検討を進めました。「本人の能力」・「特性」を考慮した上で必要な周囲の支援は何か?を課題とし、複雑な要素(生活歴・精神疾患・退院後の住環境など)が絡んだ事例で、精神疾患に関する専門用語の説明や検討時間が必要なため、発表までに2時間では足りない、とても難しい事例でした。参加者アンケートでは「精神疾患の事例はなかなか無いため勉強になった」「対象者の背景の推測・対応方法等、普段接することができない内容を知って大変参考になった」「職種によって考え方の違いがあり、多くの考え方を知ることができた」「今後も様々なケースの事例検討会を開催してほしい」といった感想をいただきました。
南伊豆会場は講師以下38名にご参加いただき、参加する職種も増えており、顔の見える関係は広がってきています。来年度以降も皆様からの要望をもとに検討会の開催を計画していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
最後に講師・ファシリテーターを務めていただきました下田南伊豆主任ケアマネの会の皆様、ありがとうございました。
令和4年11月17日「在宅医療・介護等多職種連携事例検討会 (西伊豆会場)」 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
11月17日(木) 多職種事例検討会(西伊豆会場)を西伊豆町保健センターにて開催しました。
当会場の事例は松崎町の特定相談支援事業所オリブより『ご本人の希望する生活をどこまで叶えていくことができるか』でした。出来る限り生まれ育った自宅での生活を続けていきたいという希望をどこまで叶え、いつまで維持できるのか、現在進行形のケース。在宅医療と福祉サービスの連携が必要で、将来的に在宅生活を継続していくことが難しい事例で、65歳を迎える若年の障害者支援に関する内容でした。
参加者からも若年の障害者支援で障害者が65歳を迎えるにあたり、障害者サービスから介護保険サービスへ移行することで、関係する事業所の関わりを知る良い機会となりました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
令和4年11月5日 『自分らしく暮らすために』講演会 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
11月5日賀茂地区で3会場目となる『「自分らしく暮らすために」~アドバンス・ケア・プランニング(ACP)~人生会議とは』の講演会を東伊豆町保健福祉センターにて開催しました。
講師は鈴木クリニック 医師 佐藤まり重氏(下田市内)、参加人数は13名。終了後のアンケートでは『ACPについて家族と話すことも無く、聞いたこともなかった。為になった。』『出席して良かったです。またこういう機会がありましたら出席したいと思います。』との感想をいただきました。
3回の講演会を通じて、「自分らしく暮らすために」皆さんが自分の将来を考える時間、きっかけになったと思います。
令和4年10月20日「在宅医療・介護等多職種連携事例検討会 (東伊豆会場)」 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
毎年開催している多職種による事例検討会は今回で5回目を迎えました。10月20日(木)に東伊豆会場(東伊豆町保健福祉センター)にて開催、賀茂地区3か所での事例検討会が始まりました。
東伊豆・河津地区、今年度の事例は看護小規模多機能型居宅介護今井浜より
『 在宅での看取りを通しての振り返りと今後の課題』でした。開設から1年が経過、事業運営する中での事業所内の多職種連携と法人内の一部事業所との連携を取り上げた珍しいケースでした。参加者は自身の勤める事業所に置き換え、考えることでグループワークではさまざまな意見が確認できました。
事例提供者は改めて自身の事業所、職場内の再考ができ、参加者は勤務する事業所をふり返る良い機会となりました。また、看多機の業務や関係する事業所の関わりを知る機会となりました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
令和4年10月8日 『自分らしく暮らすために』講演会 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
『「自分らしく暮らすために」~アドバンス・ケア・プランニング(ACP)~人生会議とは』講演会を10月8日(土)松崎・西伊豆地区の住民の皆様を対象に西伊豆町保健センターにて開催し、講師に鈴木クリニック 医師 佐藤まり重氏(下田市内)を招き、「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)=人生会議」と専門の糖尿病についてもご講演いただきました。参加人数は23名でした。
アンケート調査では『アドバンス・ケア・プランニング(ACP)』ということばを知らない人が約90%、将来の治療や介護について話し合っている人も少なく、あらためて皆さんがACPを考えるきっかけになったと思います。
令和4年10月6日 『自分らしく暮らすために』講演会 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
10月6日(木) 河津町・東伊豆地区の住民の皆様を対象に『「自分らしく暮らすために」 ~地域包括ケアシステムと薬局活用の利点~ じょうずな薬局の使い方』の講演会を河津町保健福祉センターふれあいホールで開催しました。
講師に今井浜薬局 薬剤師 冨田伸一郎氏をお招きして地域包括ケアシステムとは何か?の説明や実際の薬局窓口での問題点や窓口でよくあることを説明した後、服薬指導、服薬支援、おくすり手帳の必要性、かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師についてお話しいただきました。参加人数は8名でしたが、質疑応答では「残薬がある場合の対応は?」「ジェネリック医薬品がなぜ安いのか?」「何冊も持っているお薬手帳の管理について」など多くの質問に対し、講師の先生は丁寧に回答していただきました。
この講演を機に地域包括ケアシステムの一部を担う、薬局の理解と身近にある薬局を気楽に利用していただくきっかけになればと思います。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
令和4年9月24日 『自分らしく暮らすために』講演会 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
下田・南伊豆地区の住民のみなさまを対象とした『「自分らしく暮らすために」~アドバンス・ケア・プランニング(ACP)~人生会議とは』講演会を9月24日(土)に下田市民文化会館大会議室にて開催しました。
静岡県は台風接近で前日から大雨となり開催を心配しましたが、当地区は幸運なことに大きな被害もなく開催することができました。
講師に鈴木クリニック 医師 佐藤まり重氏を招き、前半は「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)=人生会議について」、後半は糖尿病専門医として糖尿病についてお話しいただきました。参加人数は37名。定員を超える参加人数で、ご参加いただいた住民のみなさまも真剣に頷きながら聞き、先生も資料をもとに基本的な内容をわかりやすくゆっくりお話しいただき、講演会は無事終了しました。
提出いただいたアンケートには「ACPを全く知らなかった。これから参考にさせていただきます。」「大変参考になった。」「再認識できた。」「糖尿病の家族のために参考にさせていただきます。」「また講演会を開いてほしい。」など多くのご意見、ご感想をいただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
今後、11月5日(土)東伊豆町で開催を予定しております。地域の皆様の参加をお待ちしております。