令和4年3月11日 『自分らしく暮らすために』講演会 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
3月11日(金) 下田・南伊豆地区の住民のみなさまを対象とした『「自分らしく暮らすために~」地域包括ケアシステムと薬局活用の利点~ じょうずな薬局の使い方』の講演会を(下田会場)下田市民文化会館大会議室で開催しました。
講師にヒカリ薬局グループ薬局部門 総責任者 薬剤師 鈴野 吉臣氏を招き、地域包括ケアシステムの一部を担う地元の薬剤師として、人口、平均寿命や地域包括ケアシステムの目的・利点・課題、じょうずな薬局の使い方について、わかりやすくお話しいただきました。
当日は新型コロナウイルス感染症まん延防止措置延長の影響もあり参加人数は7名でしたが、住民のみなさまも緊張せず、終始和やかな雰囲気の中で講演会が進みました。
終了後のアンケートでは「おくすりの処方だけではなく色々と相談できたり、活動されていることを知り良かったです。身近にいる方にもこの様子(活動されていること)を教えてあげようと思います。本当に役立ちました。」「正直言って薬局がこんなにも色々なことをやっているとは知りませんでした。」など感想をいただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
なお、本来は、河津町・西伊豆町で開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症まん延防止措置延長により開催を見合わせました。今後、状況みながら開催したいと思います。
令和3年12月16日「在宅医療・介護等関係者を対象とした事例検討会(西伊豆会場)」 開催報告
(賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター)
12月16日(木)、今年度3会場目となる松崎・西伊豆地区の多職種による事例検討会を西伊豆町健康増進センター2階会議室で開催しました。
『入退院を繰り返す独居男性の退院支援について』医療機関の相談員から提供いただいた事例について、医療・介護、行政等の職員が4つに分かれてグループワークを開始しました。講師は下田南伊豆主任ケアマネの会、松崎・西伊豆地区の主任介護専門員がファシリテーターを努め、「どのタイミングで介入するべきか、どこと連携できれば良かったか」を課題として検討を進めました。
サービスの組み合わせや情報収集の方法について質疑応答もあり、終了後の感想では「医療と介護、多職種、地域との連携を考えるきっかけとなった」、「多職種との連携がいかに大事か、むずかしいか、実際に何か起こった時にまず誰に相談、声をかけて連携したら良いのか話し合える場がほしいが、今日の様な会は良かった」、「改めて、医療介護連携の重要性を痛感しました。介護だけでなく病気や薬について幅広く学ぶ必要も同時に感じました」、「専門職の様々な角度からの意見を聞くことができた」、「活発にグループ内での意見交換ができた。このような機会は必要だと思いました」などの感想をいただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
各地区で開催した多職種による事例検討会は今年で4回目となりました。参加いただく職種も増え、次回の開催希望もあることから継続して開催していきたいと思います。皆様よろしくお願いいたします。
令和3年11月15日、22日、29日「感染症対応研修会(下田会場、河津会場、西伊豆会場)」開催報告
(賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター)
11月15、22、29日、賀茂地区の3会場で「令和3年度感染症対応研修会」(賀茂保健所主催、支援センター共催)を介護・福祉等事業所の職員を対象に開催し、延べ52名が参加いたしました。
講師に下田メディカルセンター 感染管理認定看護師 大年 聖子氏を迎え、新型コロナウイルスの基礎知識、これまでの経緯の説明、高齢者施設での感染対策とそのリスク、日ごろの準備と新しい生活様式、新型コロナウイルス感染予防について学びました。また、賀茂保健所 地域医療課より新型コロナウイルス感染症発生時の対応について通所介護事業所で発生した事例をもとに、実際の対応行動の説明、発生後の対応、施設消毒、接触者リストの作成の必要性、濃厚接触者の特定と保健所の対応などの説明がありました。
参加者からは「感染症の実際の対応についてPPE等教えてほしい」「近隣の事例報告をまた教えてほしい」「毎日、リスクと背中合わせの毎日、もっと多くの人たちの理解や研修が必要です。研修の大切さを再度実感しました」「発生後、居宅として何をするか?ケアマネジャーとしてどんな動きをするのか?事業所へ帰って話し合いをして行きたいと思いました」など感想をいただきました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
令和3年11月24日「在宅医療・介護等関係者を対象とした事例検討会(下田会場)」開催報告
(賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター)
先週の河津会場に続き、令和3年度多職種による事例検討会(下田会場)を11月24日(水)に下田市民文化会館大会議室で開催しました。下田会場は『高次脳機能障害(失語・失行)を呈した患者の在宅支援』について、地域医療機関の理学療法士より事例を提供いただきました。
介護保険の申請依頼をより円滑にして入院から退院、退院後までのフォローについてどのようなシームレスな連携ができるか。講師は下田南伊豆主任ケアマネの会、同地区の主任介護支援専門員がファシリテーターを努め、介護支援専門員の他、薬局薬剤師、介護事業所職員、理学療法士、福祉用具貸与事業所、行政職員など38名が参加し、6グループに分かれての開催となりました。
終了後の感想として「連携の1つを知る機会となった。専門職の業務理解の必要性を改めて感じた」「薬剤師の立場からどう関われるかを考えたいと思う」「それぞれの情報の共有、連携の重要性を知る良い機会で、大変参考になった」「グループ討議の時間が短いことが残念です。小規模でもかまいません、定期的に開催していただきたい」などのご意見、ご感想をいただきました。
今回の事例検討会は、参加した皆様が多職種連携についての関わりについて改めて考える機会となったと思います。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
令和3年11月18日「在宅医療・介護等関係者を対象とした事例検討会(河津会場)」開催報告
(賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター)
新型コロナウイルス感染拡大により延期されていた、令和3年度多職種による事例検討会(河津会場)を11月18日(木)に河津町保健福祉センターふれあいホールで開催しました。
今年度のテーマは「医療連携(退院に関わるケース)」として事例提供を依頼。東伊豆・河津地区の事例は医療機関、医療ソーシャルワーカーより提供いただいた『自宅介護困難で療養入院をしていた患者さんが最期を家族のもとで迎えられた事例』についての検討です。講師は下田南伊豆主任ケアマネの会、各グループのファシリテーターは同地区の主任介護支援専門員にファシリテーターを努めていただき、各事業所より23名が参加いただきました。医療ソーシャルワーカーとしての対応が患者さんにとって良かったのか。各グループの質問や色々な考えアドバイスを聞くことで、大きな気づきを得ることができました。
参加者の感想として「MSWの役割、思いの大切さを知った」「成功した事例だが成功しても正解がない」「アセスメントの大切さ、寄り添いの大切さを学んだ」また、多職種のグループワークを通じて他の職種の業務を知る機会となりました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。