最新号在宅療養情報 No.13
自宅で利用できる介護保険サービスについて①
賀茂地区に
医療と介護の輪を
賀茂圏域に住む高齢者が住みなれた地域で暮らし続けられるよう、1市5町(下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町)が地域支援事業等の共同を図り、「在宅医療介護連携推進事業」の8つの事業項目を、医療法人社団静岡メディカルアライアンスに委託しました。
事業を受託した当法人はその窓口として、下田メディカルセンター内に「賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター」を平成28年5月25日に開設、運営しております。
「賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター」の新着情報
在宅医療・介護連携推進事業としての取り組み
現状分析・課題抽出・施策立案(計画)
(ア) 地域の医療・介護の資源の把握
(イ) 在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討
(ウ) 切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築の推進
対応策の実施
(ア) 在宅医療・介護連携に関する相談支援
(イ) 地域住民への普及啓発
(ウ) 医療・介護関係者の情報共有および研修の支援
対応策の評価の実施、改善
医療と介護に関わるさまざまな職種が連携、協働していくための相談窓口として、
平成28年5月より下田メディカルセンター内に開設し、在宅医療・介護連携に関する相談に対応しています。
賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター TEL. 0558-25-3535
住民のみなさまからの相談には各市町の地域包括支援センターが対応しています。
当センターの相談実績については、こちらをご覧ください。
講演会・勉強会の掲載を希望される事業所の方はこちらをご覧ください。
内容
下田・南伊豆地区、河津・東伊豆地区の医療(医師・歯科医師を除く)・介護・福祉・行政機関等に係る従事者を対象に「シズケア*かけはし概要・操作説明会」を開催いたします。
詳しくは添付資料をご確認ください。
参加ご希望の方は、所定の申込用紙によりFAXまたはメールにてお申し込みください。
申込・問合せ先
賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター
TEL:0558-25-3535 (担当:木村・矢田部)
FAX:0558-25-1616(送付票は不要です)
kamo-zaitakushien@jin-ai.or.jp
内容
西伊豆・松崎地区の医療(医師・歯科医師を除く)・介護・福祉・行政機関等に係る従事者を対象に「シズケア*かけはし概要・操作説明会」を開催いたします。
詳しくは添付資料をご確認ください。
参加ご希望の方は、所定の申込用紙によりFAXまたはメールにてお申し込みください。
申込・問合せ先
賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センター
TEL:0558-25-3535 (担当:木村・矢田部)
FAX:0558-25-1616(送付票は不要です)
kamo-zaitakushien@jin-ai.or.jp
演題及び要旨提出期限
令和5年12月15日(金)
参加申込期限
令和6年2月9日(金)
申込・問合せ先
静岡県賀茂健康福祉センター 健康増進課
TEL:0558-24-2036 (担当:金高)
FAX:0558-24-2169(送付票は不要です)
kfkamo-kenzou@pref.shizuoka.lg.jp
令和5年9月29日 『医師による遠隔での死亡診断をサポートする看護師育成に向けた勉強会』 開催報告
賀茂地区在宅医療・介護連携推進事業
賀茂地区在宅医療・介護連携推進支援センターでは、医療・介護連携推進事業の一環として、医療従事者の情報共有並びに研修の支援を目的に勉強会を開催しております。
賀茂地区では、過疎化や高齢化が全国に先駆けて一段と進む一方、在宅医療に向けた医療資源が不足する状況下において、地域に暮らす高齢者・家族が自身の意向に沿い、人生の終末期を自宅で過ごし最期を迎えることは大変に困難な状況です。この課題に対して少しでも住民の方の思いを実現すべく、「ICTを利用した死亡診断ガイドラインに沿う医師による遠隔での死亡診断」に沿い、「医師による遠隔での死亡診断をサポートする看護師育成に向けた勉強会」を開催いたしました。訪問看護ステーション、病院、介護施設、行政保健師、在宅看護師の方々に参加を呼びかけたところ、41名の方にご参加頂き、関心の高さが伺えました。
平成29年からこの研修制度が始まり、現在全国でも2症例しか実現していないハードルが高いものではありますが、当賀茂地区では介護老人福祉施設みくらの里において今年4症例、遠隔による死亡診断による看取りを実施しており、現在厚生労働省において検証中であります。当日の勉強会は、みくらの里看護師の鈴木雅世さんより①研修会の内容について、②研修終了後から実践の過程、③実施手順、④実践後の報告、事例検討会について、など講義を行って頂き、併せて死亡診断に関する医師法第20条や20条ただし書の適切な運用について、を中心とした医療法の解釈について情報共有を図りました。
勉強会後のアンケートでは、約1/4の方が今後研修会に参加を検討されるとの結果でした。
当支援センターでは、5年後を一つの目標として中期的スタンスで、研修を履修された看護師を増やし、賀茂医師会とも情報共有・協同を図り、所属されている施設の垣根を超えた「医師による遠隔での死亡診断をサポートする看護師」のチームが構成できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
在宅療養についての情報を分かりやすくお伝えするために広報誌を発行しています。